私はもともと子供のころからそばかすがありました。
だから、シミが濃くなって増えてきた時も、最初は『これは、そばかす?それともシミ?』という感じだったんです。
だから診察を受けて最初にクリニックでADMだと言われたときに思いました。
ADM?何それ?
家に帰って、ずいぶん調べました。
そして自分の顔のそばかす(シミ?)をよーく観察しました。
その後、レーザー治療もして一通りのことを体験した結果、分かったことを報告します。
ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)とは?
ADMについては、皮膚科の先生がまとめたサイトがたくさんあるので、そちらで情報を集めてみると良いと思いますが、簡単にまとめると次のとおりです。
- ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)は、遅発性太田母斑とも呼ばれる皮膚の深い層(真皮層)に存在するシミです。
- 正式には「両側性遅発性太田母斑様色素斑」というもので、しみの中でも独特の特徴があります。
サイトによっては、ADMをアザに分類しているものもありました。
どうやらADMはシミはシミでも、いわゆる『そばかす』や『日焼けが原因でできるシミ』とは違うようです。
では、ADMをどう見分けたらいいのでしょうか?
ADMとそばかすの違いは何?シミとの見分け方は?
色々と調べたところ、ADMはそばかすや日光に当たることが原因のシミとは異なる特徴があるとのことでした。
そこで私はネットに書かれているADMの情報と自分の顔のそばかす(シミ)の特徴がどこまで一致するのかを確認してみました。
ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)の特徴
- 必ず左右対称に現れるのを最大の特徴とし、大きさもほとんど同じ形で現れる。
⇒Yes - ADMは10代~20代前半で現れることが多い。
⇒No。私は30歳過ぎで気になり始めました。 - 両頬の目の下あたりからこめかみにかけて多発し、鼻翼部・額などにもみられる。
⇒Yes。左右のほお骨の上が一番多くて、鼻の付け根、鼻翼(小鼻)にもありました。 - 茶褐色(明るい茶色)に見えるしみやそばかす・肝斑に対して、 ADMはくすんだグレー・若干青みを帯びた独特の色合いをしている。
⇒Yes。灰褐色です。 - 大きさは1~3mmほどで境界はハッキリせず、いくつかまとまって出現する。
⇒Yes。(ただし肝斑の治療をすると、肝斑が消えたのでADMの境界がハッキリしました。)
私の場合、米粒大のシミが固まっていて、ところどころはシミが結合したようになっていました。
実感したADMの特徴
ここからは、私がADMの治療をしてから実感したことです。
- そばかすや肝斑と混在していることも多いため、判別が難しい。
⇒Yes。私は子供のころからそばかすがあったので、最初はそばかすが濃くなったのかと思いました。それにしては大きさや色に疑問を感じてはいたのですが・・・。
あとは、私も肝斑が同じ場所に重なって出ていたので、肝斑の治療をするまでは全体的にモヤっとくすんでいる中にシミがあるように見えてよく分かりませんでした。 - ADMの治療方法はレーザー治療のみ。通常のシミ治療では治癒は望めない。真皮の深い場所にあるADMには化粧品の成分もほとんど届かないため効果は得られないとされている。
⇒Yes。長年、高い美容液をつけたりフォトフェイシャルを受けても全く変わらなかったです。(むしろシミが増えた)。結局、レーザー治療でかなり薄くなりました。ADMだと早く分かっていればよかったのに・・・。
私の場合はこんな感じで、ほとんどのADMの特徴に当てはまっていました。
唯一違ったのは、年齢くらいかな。ADMは20代くらいの若いうちから出てくると書かれているサイトが多かったです。
逆に言うなら、若いころから出てくるとますますそばかすとの区別はつきにくいのではないかと思います。
いずれにせよ、そばかすなのか、日光性(老人性)のシミなのか、肝斑なのか、ADMなのか、によって治療の方法は全く違います。
間違った治療をすると悪化することもあるので、正しい鑑別と適切な治療が必要です。
自己判断は禁物なので、必ず専門の医師に鑑別してもらってくださいね。